高知縣護國神社
高知縣護國神社には、嘉永6年以降、国事に奔走され国に「殉じられた英霊をお奉りしている。
その参道には「迅衝隊」や「胡蝶隊」が奉納した石灯籠があり、その彫刻の精緻さに目を奪われるが、残念なことに、その損傷が甚大であることである。戊辰戦争戦勝百五十年を機して、なんとか我々の手で修復保存が出来ないものかと思案するところである。
見事な石灯籠なのにその多くが、瓦解してしまっている。日本を近代国家たらしめん為に一命を投げ打って至誠を尽くした英霊のことを省みようとしてない現実に身をつまされる思いがする。何んとも悲しい哉。これが、錦の御旗を奉じて戦った男たちに捧げる姿勢ではないことは確かだ。改めて戦後教育の弊害を感じるところである。
片岡健吉、伴権太夫(伴正順)、谷守部(谷干城)、高屋左兵衛、祖父江可成、山地忠七…と層々たる名が並ぶ。真辺戒作や北村長兵衛の名も…。
こちらには、谷神兵衛、山田喜久馬(土居平左衛門)、二川元介(のちの坂井重季男爵)や、西山栄、吉松速之助が名を連ねている。
なんとか我々の手で修復保存が出来ないものか…。
(撮影:板垣退助先生顕彰会)
- 最終更新:2017-06-02 19:27:06